2010年5月13日木曜日
What's a diyTokion? -Vol.7-
--「高橋"Antilogic"邦彦」について
Nut's:「Sly Stone好きかい?」
高橋:「ああ、マストバイだな」
出会いは今だに覚えている。あれは高校時代。こんな会話だったか?は定かでないが、それからというもの二人は競うようにレコードを収集し、夜な夜な鑑賞会。そして髪を伸ばし、お香を焚き、「コレはどうだ、知ってるか?」と針を落しては、「総括せよ」と互いを問いただし、バリ封を計画…
な、ワケはないでしょ。でも、完全にアナクロな学生(注:上記半分ノンフィクション)だったね。古い音楽・文化だったら何でもよかった的な。彼は昔からご意見番であり火薬庫。自分(Nut's)とは付き合いが長く、高校の同級生。あうんの仲とはこの事か。
時は経ち、お互い20代前半。あの頃の理想に敗れ、長かった髪もばっさり切り、ベルボトムから鼠色のスーツへと装いを変えた僕ら…いやいや …Rewind お互い20代前半、彼は新しいバンドを始めた、と。聞かせてもらったデモテープに感激。「新しい何か」がそこにはあった。これは面白い事ができる!と、どうにか絡みたく、最初はフライヤーなどのデザイナーとして関わり、それからというものは…詳しくは自分の項で話すかな。
彼のベーススタイルはこれまた独特。昔は流暢に弾く事を信条にしていた手数王だった。それが…。枝吉和雄という相棒(悪友)を見つけ、彼も全てを捨て去り今にたどり着いたんだな。その名の通りLogicからAntilogicへ。プレイの事聞くと、親指の滑りがどーだとか、手のひらの接地面積があーだとか言いますよ。前に、好きなベーシストは?って質問されてJay Deeと答え、ベーシスト…じゃないじゃん!?みたいな事もあったかな。
diyTokionのREC&MIXをする自分は、今や録音された波形見ればわかります、彼のベース。おかしいですからね。そんな話をしたら彼は言いました。
「波形を俺のアー写にしてくれ」
つづく
*次回予告~What's a diyTokion? -Vol.8-「Nut's」について
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