2010年3月3日水曜日

What's a diyTokion? -Vol.4-



--「枝吉"Drums.co"和雄」について

diyTokionのお宝、ドラマー枝吉和雄。タム不要。カズオだけどオカズは嫌い。ってドラムの話。
diy史上、一番新参者(といっても8,9年近く経つか)ですが、その前はmagoo swimというバンドでメジャーシーン等で活躍しておりました。90年代半ばくらいの話。当時いわゆる渋谷系?なんて感じで括られていたかと。
ツインボーカルのソウルフルでアクの強いサウンドは、Sly & The Family Stoneを彷彿とさせ、これがまた格好良かったんだな。若造の俺らは憧れ目線。そんなmagoo swim最後のレコーディングセッションに、自分(Nut's)が参加する事になったのがきっかけ。
最初のスタジオでの印象は、Cabinをくゆらしスロットを愛すドラ息子…うそ。
キック、スネア、ハットが味わった事ないくらいセパレート(打ち込み的に…褒め言葉)に感じれてドキモを抜かされました。そして丁度ドラマー不在になってたdiyTokionへここぞとばかりに勧誘?ナンパ。メンバーがグルになって落としたもんです。
そんなキャリアもある彼ですが、今やこのブッ壊れ具合(褒め言葉)。ビートのクオンタイズをズラしたりしていたら、人生のクオンタイズも…。
ある種、最初はワタクシのさりげない誘導尋問により導いた!?とこありますが、常に新しい感覚を渇望し、全てを捨て去ってでも、新しい表現をして驚かせてくれる彼はお宝なのです。これが人力のみのビートなのか?っていうドラミングを、ぜひライブなどでダイレクトに感じてみて。こりゃお宝だ、と思うハズ。
ちなみに、彼にテクノロジー(使ってないから)の話で攻めても一切通じません。

「ドラムにトリガーか何かしてるのですか?」

とか聞いても、

「トリガー??…はて、美味しいおつまみかな?それは」

くらいしか返ってこないのであしからず。
ナマの快楽でしか生きていないのです。ビアー同様。

つづく

*次回予告~What's a diyTokion? -Vol.5-「DJ KUT」について

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