2010年2月11日木曜日

What's a diyTokion? -Vol.3-


Photo: Suzu

--「diyTokion」について3/3

diyTokionが求めている音、それはずっと変わらないモノ、かと。
誤解を恐れず言えば、「黒い音」「クールネスとファンクネスの混在」とかになるのか。
でもこれはブラックミュージックうんぬんという形式、ジャンルといっただけの単純な話ではなく、なんだろ、日本で言う「粋」や「曖昧」「間の美学」と同質のモノなのかもしれない。
音の粒と空間の関係。光と影と陰。偶数より奇数な意識…。みたいな。
そしてそこに感じられる妖しさや官能的な色気を、ビートとハーモニーで表現しようとしてきたと言える。
それはスペースミュージックとでも言おうか。Space=間であり、宇宙だからね。

…と、まぁ、あまりこういうストイックでスピリチュアル!?な感覚を強調し音に求めてると言うと、難解なヤツね~とか、理屈臭い(理屈あるから語るのだが)だとか、究極、無音の世界にでもいっちゃうのでは?と思われがちだが、
僕らが今、表現したいものは、これらが含まれていて、なおかつ僕らなりに現在進行形のポピュラーミュージックとして昇華した音楽。時音。
だからどんなであれ、いい曲、美しい曲でなくてはならないし、ワクワクする音楽でなくてはならない。
ここが重要だと思っている。広い意味でポップさ!?
ま、何をポピュラーとし、ポップだとするかは非常に個人的で感覚的なレベルの話だけど。
時代性や下世話な感覚に対する素直な心やユーモアだって必要よ。
それら含め、そんな全ての対比が究極に美しいモノに魅かれるという事。
複雑すぎる?…そう、複雑なんだな。

つづく

*次回予告~What's a diyTokion? -Vol.4-「枝吉"Drums.co"和雄」について

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